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執筆者の写真FINESIXXX & Co.

ブランド作りに想うこと

ファインシックスでは、毎リリースする商品タグ・ラベルの制作も一つ一つ手作業でお作りしています。良くも悪くも、大量の商品数ではないため成せることですが、これが結構楽しかったり、私たちにとっては商品以外の付属品にも想いを込められる大切な作業であったりもします。



私たちも普段からいろいろなブランド(ストリート、アメカジ、スケーター、バイカー、古着など)を着用しますが、消費者が特定のアパレルブランドの商品(サービス)から得られる価値として大きく分類すると、機能的価値と情緒的価値の2つが挙げられます。


ただ、21世紀の成熟社会では機能のコモディティ化が進んでおり、機能的価値だけでは差別化が困難になりつつあることも事実です。最近では低価格でも品質水準が高まっているサービスも増え、その状態で価格競争を続けていくとおのずと価格が安い方が選ばれる傾向にあるからです。


また、クルマも洋服もサブスクリプション(消費者が商品やサービスに代金を直接支払うのでなく、利用できる期間に支払うサービス)定額制を導入するといった、全く新しいサービスのあり方も増え続けています。


そんな現代社会において「価格競争に巻き込まれずに、少しでも多く、ファインシックスの商品を選んでいただくため」には、情緒的な価値を高めていくためのブランディングが今後とても重要な役割を果たしていくと考えています。


そのためにもまず、自分たちが着ていたいと思うモノづくり、使いたいと思うモノづくりをとことん追求していき、皆様に少しでも共感をしていただくこと。ファインシックスを「プライベートブランド」と称するのも、そんなことからなのかもしれません。


ファインシックスのブランド戦略をメンバーで策定することで、価格競争だけの世界とは無縁の安定したモノづくりを長期的に継続していきたいと考えています。そしてデザインの力で想いが伝わるような言葉やカタチに表現し、少しずつ皆様に私たちファインシックスのファンになっていただければ幸いです。


最後に、私たちは5人でモノづくりをしていますが、お客様が揃っての「最高の6人=ファインシックス」として、これからいっしょに袖を通していけることを楽しみにしています。


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